最近の県内景況は緩やかに回復傾向も物価と賃上げ動向に伴う個人消費の変化に注視必要 徳島経済研究所の分析【徳島】

徳島経済研究所によりますと、2024年3月の小売業では新生活や新学期に向けた需要に加え、休日が多かった関係から、全体の売り上げは2023年の同じ時期を上回って推移しました。

また2024年3月の宿泊業は、年度末の出張需要に加えて、マラソンやコンサートといったイベント目的の利用が多く見られ、旅行支援のあった2023年は下回ったものの、コロナ禍前の水準を維持しました。

インバウンドでは、台湾チャーター便による団体の受け入れが好調で欧米圏からの来県も増えています。

徳島経済研究所は、「去年の新型コロナ5類移行から回復幅が大きかった消費が、去年の春から秋にかけて一巡し、一服感がある。今後については、物価と賃上げの動向に伴う個人消費の変化に注視する必要がある」と、しています。

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