イスラエルEV市場、1~4月は中国車が7割占める

イスラエルEV市場、1~4月は中国車が7割占める

イスラエル・テルアビブのBYD販売店で展示されている「ATTO3」。(2023年7月17日撮影、テルアビブ=新華社記者/陳君清)

 【新華社エルサレム5月6日】イスラエル自動車輸入業者協会(IVIA)が2日に発表したデータによると、イスラエルで1~4月に販売された中国自動車メーカーのガソリン車と電気自動車(EV)は2万4442台になり、韓国(1万8838台)と日本(1万5123台)を上回った。EV市場に占める中国車の割合は70.9%、販売台数は1万9119台だった。

 中国EV大手の比亜迪(BYD)は、同国で最も人気のEVブランドで、1~4月の販売台数は7873台となった。主力モデルは電動クロスオーバーSUV(スポーツタイプ多目的車)「ATTO3」だった。BYDは同国で販売台数第3位の自動車ブランドでもあった。

 中国の同業、上海汽車集団のブランド「名爵(MG)」は販売台数2位のEVブランドとなり、5モデルを合わせて2756台を販売した。販売台数3位は、吉利汽車控股のEV「幾何C(Geometry C)」で、2182台だった。

 イスラエルでは2023年、中国ブランドEVの販売台数が22年の2倍強に当たる2万9402台になり、同国EV販売の61.0%を占めた。中国車は24年1月以降、イスラエルの輸入市場をリードし続けており、ガソリン車とEVの月間販売台数はいずれも、23年に主導的地位にあった韓国を上回っている。

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