むしろないほうが快適かも!?じつは「捨てても持っていなくても大丈夫なもの」5選

実家でも使っていたから、みんな使っているから、と持っているのが当たり前だと思っているもの。そんなものの中には、じつはなくても大丈夫なものもたくさんあります。

片づけのプロはどんなものを手放してきたのでしょうか。整理収納アドバイザーで100均を始めとしたプチプラアイテムにも詳しい、ライターの山岡さくらさんに教えてもらいました。

着ていない洋服

しばらく着ていない洋服。まだ着られるからとか、サイズが合わなくなってしまったけど痩せたら着ると置いていたりしませんか?痩せたら、ぜひそのときの自分が気に入るものを買ってください、と整理収納の現場でもお話することがよくあるんです。

流行もありますし、似合うものも好みも年齢を重ねれば変わっていきます。それでも手放せずにクローゼットで場所を取っている洋服は、収納場所とお手入れの労力を無駄にしています。クローゼットにぎゅうぎゅうに詰め込んでいると、せっかくのお気に入りの洋服にもよくありません。

出番のない靴やバッグも同様に、見直してみてください。

バスタオル

大きなふかふかのバスタオルで体を拭きたい!という方はもちろん無理に手放す必要はありません。ですが、お風呂上りはバスタオルを使うのが当たり前だと思っているだけなら、見直してみてもよいかもしれません。

バスタオルは大きくて厚みもあるので、洗濯するのも大変ですし乾くのにも時間がかかります。収納スペースもたくさん必要になります。

近頃は小さめのバスタオルや大きめのフェイスタオルなども増えています。もしかしたらそれで十分かもしれません。実際に我が家は普通サイズのフェイスタオルのみにしていますが、とくに不便だと感じることはありません。

トイレのカバー・マット類

トイレは衛生面も気になる場所。カバーやマットを使うなら、こまめに洗濯して清潔に保たなくてはならないですよね。

以前のトイレは便座が冷たいから、ひんやりするのを防ぐ必要もありました。ですが、現在は保温機能がついているものも多く、カバーがなくても冷たさを感じることはありません。ペーパーホルダーなども素材自体に抗菌効果のあるものが使われていて、カバーをかけることでむしろその効果が発揮できていないかも。

カバーもマットも、使わないという選択、ありです!洗濯するものはもちろんなくなりますし、掃除もむしろラクになります。

取扱説明書

最近は分厚い冊子タイプの取扱説明書は減りましたが、それでも家電などを購入するとついてきます。見返すことはほとんどないのに、保管して放置していませんか?本体はすでに手放したものも取扱説明書だけ残っている、なんてこともありますよね。

まずは、今持っていないものの取扱説明書を処分するのが最優先。さらに、メーカーのホームページからほとんどがダウンロードできるようになっているので、どうしても紙で持っていたほうがよい(よく見る)ものだけ残すようにすると、必要なときに探しやすくなります。

来客用布団

押し入れの中で大きなスペースを取って収納している来客用の布団、お持ちではないですか?頻繁に泊まるお客様がいらっしゃるお宅なら、持っていてもよいかなと思います。ですが、来客用の布団の出番はそんなにたくさんありますか?

手軽に利用できるレンタルという手段もあります。きちんとお手入れされたお布団を借りたほうが、保管場所もお手入れの手間も不要でむしろ便利。お子さんのお友達が泊まりにくることが多いお宅なら、あえて寝袋を用意していたという友人もいました。ちょっとしたキャンプ感覚で、むしろ楽しいそうですよ。

「当たり前」は思い込みかも

持っているのが当たり前、と思っているたくさんのもの。でもそれ、じつは思い込みかもしれません。本当に自分にとって必要なものなのかを見直してみると、意外となくても大丈夫なものが見つかります。なければ収納場所も必要なくなりますし、お手入れの手間もなくなります。

これはなくてもよいかも?と思ったら、一時的に使わない生活をしてみてもよさそうですね。ためしてみて大丈夫、と思えたら手放していく、というのもひとつの方法です。

■執筆/山岡さくら…元汚部屋出身、面倒なことは大嫌いなずぼら整理収納アドバイザー。無印良品、ニトリ、100均、3COINSなどのシンプルでプチプラなアイテムを活用した収納を得意としている。Instagramは「@smiley_life_sakura」。
編集/サンキュ!編集部

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