中国青海省の新エネ発電量、1~3月は全体の50%超す

中国青海省の新エネ発電量、1~3月は全体の50%超す

青海省海西モンゴル族チベット族自治州徳令哈(デリンハ)市の太陽光(太陽熱)発電産業パークにある太陽熱発電所。(4月23日、小型無人機から、海西=新華社記者/張竜) 

 【新華社西寧5月6日】中国の送電大手、国家電網傘下の青海省電力はこのほど、同省の1~3月の新エネルギーによる発電量が前年同期比20.4%増の127億3千万キロワット時で全体の51.3%を占め、50.0%を初めて超えたと明らかにした。

 青蔵高原の奥地にある青海省は風力・太陽光資源が豊富で、中国の重要な新エネ生産拠点であり、西部の電力を東部に送る「西電東送」プロジェクトの重要な送電拠点でもある。現在は国家クリーンエネルギー産業拠点づくりに力を集中させ、新エネの割合が高まりつつある新型電力システムの構築を加速している。

 同省の3月末時点の発電設備容量は5568万キロワット、うち新エネが3879万キロワットで全体の69.7%を占めた。今年、新設する新エネ発電容量は1500万キロワット超の予定で、総設備容量は5千万キロワットを上回る見込みという。(記者/解統強)

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