中国メーデー連休、親子連れでにぎわう科学普及活動 吉林省

中国メーデー連休、親子連れでにぎわう科学普及活動 吉林省

1日、吉林省科技館で開催された科学普及相声(漫才)イベントに参加した多くの親子連れ。(長春=新華社配信)

 【新華社長春5月6日】中国吉林省にある衛星開発企業、長光衛星技術の宇宙科学知識普及教育基地では労働節(メーデー)期間(1~5日)中、いつも以上に大勢の親子連れが見学に訪れ、宇宙への興味を深めた。

 同施設は、より多くの青少年に宇宙について深く知ってもらうため、吉林省が同社に依頼して設置、無料で一般公開している。

 施設内には「銀河系」「太陽系」「リモートセンシングの応用」をテーマとした3千平方メートルの壁画があり、宇宙ステーションや衛星、火星探査機、長征シリーズ運搬ロケットなどの模型約100点が展示されている。スタッフの解説に子どもたちは何度も驚きの声を上げた。

 同社党委員会の賈宏光(か・こうこう)書記は「子ども連れで見学に来る家族がますます増えている。連休中のここ数日は、1日当たり約千人が訪れている」と紹介した。

 吉林省科技館も同様に多くの来場者でにぎわっていた。同館では14カ所あるホールに400以上の展示物が並び、青少年たちは楽しみながら科学知識を学ぶことができる。

 子どもと来館した張依迪(ちょう・いてき)さんは「こうした科学普及活動は子どもの知識を広げる。親としても興味深い内容でとても面白い」と話した。(記者/孟含琪、王帆)

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