群馬県の今春卒業の高校生・大学生 就職内定率3年連続の高水準

群馬労働局が入る前橋地方合同庁舎=前橋市大手町=

ことし春に卒業した高校生と大学生の就職内定率は、いずれも前の年を3年連続で上回る高水準となりました。

群馬労働局によりますと、高校新卒者の就職内定率は99.7%で、前の年を0.7ポイント上回り1996年の調査開始以来、2番目に高い水準となりました。

労働人口の減少を背景に高校生の採用を強化する動きが広がっていて、仕事を求める人、一人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は、3.89倍で調査開始以来過去最高を記録しました。

また、大学新卒者の内定率も96.5%と前の年を0.7ポイント上回りました。短大も前の年から0.6ポイント高い96.4%でした。新型コロナの影響を受けた2021年以降3年連続で増加していてコロナ前の水準に回復しつつあります。

群馬労働局では、「就職未内定者については1日でも早く就職できるようきめ細かな就職支援に取り組んでいく」としています。

© 群馬テレビ