マカオ、2024年1Qの新設企業数が前四半期から増…登録資本金は減に

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

 マカオ政府統計調査局は5月6日、今年第1四半期(2024年1〜3月期)の企業統計を公表。

 今年第1四半期の新規設立企業数は前の四半期から12社増の1117社、解散企業数は3社減の228社で、889社の純増。登録資本金は15.0減の2.0億パタカ(日本円換算:約38.3億円)だった。

 新設企業を業種別にみると、ホールセール・リテール業が372社、ビジネスサービス業が339社で大半を占めた。登録資本金全体のうち、ハイテク科学技術製品の研究開発、販売、IT技術サービス提供に関する企業の割合が23%を占めたとのこと。

 新設企業の資本金の出所については、マカオからが1.1億パタカ(約21.0億円)、中国本土からが7141万パタカ(約13.7億円)で、全体に占める割合はそれぞれ54.7%、35.3%。広東省の大湾区(グレーターベイエリア)内の都市からは5466万パタカ(約10.5億円)で、中でもマカオの隣に位置する珠海市が80.9%を占めた。香港からは1086万パタカ(約2.1億円)。

 新設企業の登録資本金の規模では、5万パタカ(約96万円)以下が全体の70.5%を占める787社、合計資本金は全体の10.0%に相当する2033万パタカ(約3.9億円)。一方、100万パタカ(約1914万円)以上は19社、合計資本金は全体の62.8%に相当する1.3億パタカ(約24.9億円)。

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