【GWスケッチ】震災から20年 復興の感謝を胸に 牛の角突き【新潟・山古志】

勢子も牛も奮闘 山古志牛の角突き

長岡市山古志で4日、今シーズンの牛の角突きの初場所を迎えました。

牛たちが大きな体を激しくぶつけ合う長岡市山古志の伝統行事「牛の角突き」。4日に開幕し、初場所には約1500人が訪れました。山古志の角突きは、牛を傷つけないよう引き分けで終わらせます。勝負の流れを見極め、牛を押さえる勢子たちの技も魅力です。

■観客
「角と角がぶつかる音がすごかった。」
「首も太いし、足腰も太くて、しっかりして力強くてびっくりした。」
「人間が止めるところ、引き分けが一番魅力だと思う。」

山古志は2004年の中越地震で大きな被害を受けました。地震発生から20年。恩返しの気持ちを胸に活動を続けます。

■山古志闘牛会 松井富栄会長
「この地域を復興だったり角突きを守り続けてくれた人たち、その人たちが頑張ってくれたから今があるんだっていうのをしっかり胸に刻んで、過疎高齢化の土地でも文化っていうのをどう残せるのかを考えていきたい。」

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