コメ作りの現場も感じる「物価髙」の影響 出来秋に期待して田植え始まる/青森・十和田市

5月に入り、青森県南地方では田んぼの水も温み始めています。十和田市では、田植えが始まりました。

前の日ほどの日差しはなく、穏やかな一日となった6日の十和田市。大沢田地区にあるコメ農家、母良田康明さんの田んぼでは、朝から家族総出で田植えの作業を行っていました。

6日に植え付けられたのは青森県産米の主力品種「まっしぐら」。母良田さんは2024年は、およそ40ヘクタールの田んぼでコメを栽培し、5月中旬からは「はれわたり」の苗も植え付ける予定です。

【母良田康明さん】
「去年はちょっと高温障害もあって収量も少し落ちたみたいですけれども、例年のように良い収穫ができればいいと思います」

一方で、コメ作りの現場でも物価高の影響が少なくないといいます。

【母良田康明さん】
「肥料も農薬も今すべてのものが、農薬は3割くらい以上は高くなっているから、どうしても出来秋の価格に期待しています」

青森県内では天候に応じて、これから徐々に田植えが本格化していきます。

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