GWは告示前最後の週末 西へ東へ…立候補予定者は支援拡大へアピール合戦【静岡県知事選】

2024年の大型連休は静岡県知事選告示前の最後の週末となり、各陣営が県内を駆け回り、支援集めに奔走しました。重点エリアを精力的にまわりアピール合戦です。

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元副知事の大村慎一氏は6日、地元・静岡市で決起集会を開きました。
幅広い層が集まる中、上川陽子外務大臣もリモートで参加し、支援を呼びかけました。

<上川陽子外務大臣>
「皆さん大村さんと一緒に新しい静岡、そして静岡の未来を描き切っていこうではありませんか!」

<大村慎一氏>
「妥協せずにリニア問題を1年以内に結果を出していく」

リニア問題について具体的な目標を掲げた大村氏。
水の問題を抱える大井川流域の島田市で開いた集会では、染谷島田市長や市民の前でリニア推進に向けた課題の解決を訴えました。

<大村慎一氏>
「流域市町の皆様との対話が重要。そのうえで責任を持って解決する。これにしっかり取り組んでいく」

一方、前の浜松市長の鈴木康友氏は県東部エリアを重点的にまわり、知名度アップを図ります。6日は、伊豆で労働組合のイベントに参加。

かつての同志、渡辺周衆議院議員や国民民主党の榛葉賀津也幹事長などと挨拶まわりを行いました。

<鈴木康友氏>
「これからはね、浜松の鈴木じゃなくて、伊豆の鈴木康友として、伊豆半島をしっかり活性化していくぞということをですね、今日は皆さんに訴えさせていただきました」

また、長泉町で開いた集会では、県東部の医師不足などを課題に挙げ「医科大」の誘致を視野に入れていると話しました。

<鈴木康友氏>
「この東部の地域に医科大学を誘致できれば、これは新たな医師の供給源として、みなさんに大きな希望を与えることができるのではないかと。そうしたことに全力をあげていきたいという風に思います」

共産党県委員長の森大介氏の姿は浜松まつりの凧揚げ会場にありました。

「リニア工事の着工」や「県営野球場の建設」に反対のスタンスを強調し、ほかの立候補予定者との違いを明確にします。

<森大介氏>
「いろいろ人が集まるところにできるだけ出かけて行って、私自身の訴えを聞いていただきたいと思うし、ぜひ選挙に行って希望ある県政を選択してもらえるように目一杯頑張りたいと思う」

また、政治団体代表の横山正文氏はおととい、出馬表明以降、初めての街頭演説を行いました。

自身が掲げる、「リニア新幹線の早期開通」や「浜岡原発の再稼働」などの政策を市民に直接、伝えました。

支援の獲得に向け懸命なアピールが続く知事選は、5月9日告示、26日投開票となります。

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