DeNA・筒香嘉智外野手(32)が6日のヤクルト戦(横浜)に古巣復帰後初のスタメン出場。「6番・左翼」でプレーし、8回には1号逆転3ランを放つ大活躍で6―5の勝利に貢献した。
3点ビハインドで迎えた8回だった。佐野の適時打で2点差まで迫り、なお二死一、二塁。それまで四球、中飛、二塁打としっかり感覚を取り戻していた筒香は、ヤクルト4番手エスパーダの初球を一閃。打球は右中間スタンドに飛び込む逆転3ランとなり、本拠地は復帰を待ち望んでいたファンの熱狂的な歓声で包まれた。
試合後のヒーローインタビューでは「まだ点差がありましたので、強い打球を打つことを心掛けて打席に入っていた」とした上で「入るかなと思っていた」と自信に満ちた顔で語った。
昨年、米大リーグ・ジャイアンツをFAとなり、古巣のDeNAで5年ぶりの日本球界復帰。一軍昇格となったこの日の試合前には「横浜でまたプレーすることに非常に喜びを感じている。あとはチームの勝利に貢献するだけです」と真剣なまなざしで勝利への熱い思いを語っていた。
ドラマチックな一発で復帰の〝あいさつ〟を済ませた筒香。ハマの大砲は今後のチームの浮上に欠かせぬ存在となりそうだ。