軽快で独特な踊りを披露 約300年の歴史がある「願人踊」 秋田・八郎潟町

秋田朝日放送

5日秋田県八郎潟町で県の無形民俗文化財に指定されている願人踊が行われ、ユーモラスな踊りと寸劇で町の人に笑顔を届けました。

約300年前に八郎潟町に伝わった願人踊は、伊勢・熊野信仰の普及のために願人坊主と呼ばれた下級の僧侶が伝えたものが起源とされています。

右手と右足を同時に出す独特な踊りは「一直踊り」と呼ばれます。五穀豊穣などを願いながら町内を練り歩き、軽快にそしてユーモラスに踊りを披露します。踊りと共に歌舞伎を題材にした寸劇が繰り広げられ、笑いが沸きおこります。町に笑いを届けるのは大人だけではありません。この日のために稽古を重ねてきた八郎潟小学校の子どもたちも大人顔負けの踊りや寸劇を披露しました。

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