リオ五輪銅メダリストのカヌー教室 子どもたちに楽しむカヌーの魅力を伝える 秋田・にかほ市

秋田朝日放送

3日秋田県にかほ市で小中学生を対象としたカヌー教室が開かれました。講師は「ハネタク」の愛称で親しまれるリオデジャネイロ・オリンピックのメダリスト。自然の中で楽しむカヌーの魅力を伝えました。

子どもたちに見事な回転を見せたのはリオデジャネイロ・オリンピックでアジア人初となる銅メダルを獲得した羽根田卓也選手です。現在全日本選手権で14連覇しているほか7月下旬に行われるパリオリンピックの出場も内定しています。

鳥海山を望むにかほ市黒川で行われたイベントに登場した羽根田選手。カヌーの魅力を子どもたちに知ってもらおうと企画されたカヌー教室で講師を務めました。

はじめに水を掻くパドルの持ち方などを教わった子どもたちはさっそくカヤックに乗り込み湖へ。子どもたちは風で流されたときの抜け出し方やバックの漕ぎ方などを1人1人丁寧に教わりました。

にかほ市では地域の自然を生かしたカヌーをアクティビティと競技の両面で普及させようと取り組んでいます。2025年度からは市内の小学4年生全員を対象としたカヌーの授業も始まる予定です。

羽根田卓也選手:「風光明媚な景色と水辺もしっかりありますし施設もしっかり整っているので、これからカヌーが発展しない理由がないなと改めて来て思ったので自分も何かしらの形で協力できることがあればやらせていただきます」

カヌーを通じ自然と触れあうことの楽しさを伝えた羽根田選手。残り3カ月を切ったパリオリンピックでの目標も語りました。

羽根田卓也選手:「一つでも順位を上にして、自分のプレーを通してスポーツの素晴らしさやカヌーの魅力を伝えることができるようなパフォーマンスをしたいと思います」

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