【バングラデシュ】FDI流入額、23年は18%減[経済]

バングラデシュ銀行(中央銀行)によると、2023年の海外直接投資(FDI)流入額(グロスベース)は39億7,000万米ドル(約6,100億円)となり、前年から17.8%減少した。

流入減少は、今年1月に実施された総選挙を巡る先行き不透明感や不安定な為替相場などが背景にある。

23年の株式市場への資金流入は8億3,600万米ドルで、FDI全体の約21%を占めた。

投資元の国別では、英国が6億5,400万米ドルで最大。これに韓国が4億3,900万米ドル、米国が3億9,400万米ドル、オランダが3億8,700万米ドル、シンガポールが3億1,400万米ドルと続いた。日本は1億1,200万米ドルだった。

純流入額は30億400万米ドルで、前年比で13.7%減った。

23年10~12月期のFDI流入額(グロスベース)は11億4,900万ドルで、前年同期から5.6%、前期から25.8%それぞれ増えた。

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