【台湾】1Qのシリコンウエハー出荷、13%減[IT]

国際半導体製造装置材料協会(SEMI)はこのほど、2024年第1四半期(1~3月)のシリコンウエハー世界出荷面積は前年同期比13.2%減の28億3,400万平方インチだったと発表した。前四半期比でも5.4%減少した。稼働率の低下や在庫調整が響いた。

SEMIは「集積回路(IC)工場の稼働率の継続的な低下と在庫調整によって、全てのウエハーサイズで出荷量が減少した」と説明。ただ、人工知能(AI)の導入拡大で、データセンター向け先端製造プロセスノードのロジック製品やメモリーの需要が高まったとした上で、一部の工場の稼働率は23年第4四半期(10~12月)に底を打ったと指摘した。

シリコンウエハーの世界出荷面積は22年第3四半期(7~9月)に過去最高となる37億4,100万平方インチを記録したが、それ以降は四半期ごとにほぼ右肩下がりで推移している。23年第4四半期には29億9,600万平方インチとなり、30億平方インチを下回った。

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