上場企業分析 25年2月期、経常益5%増へ ばねメーカーの知多鋼業 原価低減でさらなる収益力強化 設備投資進め生産性を向上

 知多鋼業(本社春日井市)は、2輪、4輪車用のばねを中心に手掛ける自動車部品メーカー。2024年2月期の売上高は、自動車の生産正常化により、前年同期比10.3%増の145億2600万円だった。一方、物価上昇や為替差益の減少などで、経常、純利益は減益となった。今期は、強みであるコスト競争力に磨きをかけるとともに、設備投資を積極的に推進し、経常、当期純利益とも過去最高水準を目指す。

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