フランス訪問の習近平主席がマクロン大統領と会談「対立防ぐべき」 アメリカの圧力前にフランスとの関係強化アピール

フランスを訪問している中国の習近平国家主席は6日、マクロン大統領と会談し、陣営の対立を避け、ウィンウィンの関係を維持していくことを呼びかけた。

中国メディアによると、会談の中で習主席は両国関係について、「相互理解やウィンウィンという初心を堅持し、陣営の対立を防ぐべきだ」などと語った。

アメリカがヨーロッパなどに中国への圧力を呼びかけていることを背景に、フランスとの関係強化をアピールし、その連携を分断する狙いがあるものとみられる。

また、ウクライナ情勢についても話し合われ、マクロン大統領がウクライナへの支援継続を主張した一方、習主席は対話による解決の重要性を訴えた。

また、パリオリンピック・パラリンピック期間中に、あらゆる紛争に休戦を求めるマクロン大統領の呼びかけに、習主席は支持を表明したという。

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