「鋭さの欠如は明白、2失点の要因」「疑問が湧く」遠藤航の代わりは荷が重かった! サプライズ出場の19歳に現地酷評。クロップの公開説教も

ほろ苦い復帰戦となった。

5月5日に開催されたプレミアリーグの第36節で、遠藤航が所属するリバプールはトッテナムとホームで対戦し、4-2で勝利を収めている。

この試合で、約7か月ぶりにピッチに立ったのが、故障で長期離脱をしていたMFステファン・バイチェティッチだった。

4-0とリードして迎えた64分に遠藤と交代で投入されるも、チームはその後にすぐ2失点。もちろん個人の責任ではないとはいえ、プレミアリーグでは今シーズン初出場で、強度不足は明らかだった。

試合後には、ユルゲン・クロップ監督に何事か注意を受ける場面もあった19歳について、現地メディアの評価は手厳しかった。

【動画】クロップの19歳MFへの“公開説教”
リバプールの専門サイト『Anfield Index』は「バイチェティッチの困難な一日」とタイトルをつけ、「7か月以上ぶりにピッチに立った。彼の鋭さの欠如は明白であり、リバプールが一時的にコントロールを失って2ゴールを許した要因となった」と指摘した。

また、『THIS IS ANFIELD』も「このスペイン人選手は、長期離脱を経てU-21チームで出場時間を積み重ねていたが、リバプールが4-0でリードしていたとはいえ、彼が試合に出場したのはある意味驚きだった」と綴り、こう続けている。

「彼の鋭さの欠如は明らかで、レッズがコントロールを失い2失点を喫した。もちろん、この午後がバイチェティッチのリバプールでの時間を決定づけるようにはならなかったし、実際、これが復活する上で役に立つかもしれない」

そのうえで、「U-21チームがクリスタル・パレスと対戦したため、そちらで90分間をプレーしたほうが良かったのかという疑問が湧いてくる」とも主張している。

点差があったとはいえ、厳しいカムバックとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社