グリーンスローモビリティ実証運行 岡崎市 団地住民が共助で移動支援

 【三河】岡崎市は、細川町の北斗台団地で7日から6月2日まで、環境にやさしい生活移動支援「グリーンスローモビリティ活用」の実証運行を実施する。団地の住民が協力してボランティア運行し、団地内の移動を支援する町内会共助型。集会施設や商店、公園、バス停などの機能が集積するA、B各コースを1時間に1回定期運行し、空き時間はデマンド運行する。7日に北斗台会館駐車場で出発式を行う。

 同事業では、時速20キロ未満で公道走行が可能な電動車を使用。運転者と運転補助者を含め、6人が乗車できる。運行ルートや頻度は住民自ら検討した。市は地域が抱えるさまざまな交通課題を解決し、かつ低酸素型交通を実現するグリーンスローモビリティの導入を推進している。

 中根康浩岡崎市長は「無料で安全に利用できる。民業を圧迫せず、さまざまな手段を組み合わせて地域の足を確保していきたい」としている。

© 株式会社中部経済新聞社