熊本の空の玄関口で、くまモンを探せ─。熊本空港が施設の至る所をくまモンが入ったポスターなどで飾る仕掛けを展開している。運勢や熊本弁を伝える動画のほか、見つけにくい「隠れくまモン」も登場し、利用客を楽しませている。
熊本空港を運営する熊本国際空港(益城町)が旅客ターミナルの開業1年を機に、訪れた人を笑顔にしようと3月末に始めた。くまモンの魅力を伝える熊本県の「くまモンランド化構想」に協力した。
くまモンの露出を大幅に増やし、15カ所に計80体以上を登場させた。搭乗口には、くまモンがポーズをとった熊本の観光ポスターがずらり。手荷物受取所には、くまモンの三つの画像が次々と入れ替わり、運勢や熊本弁を表示するモニターを置き、荷物が出てくるまで退屈しないよう工夫を凝らした。
搭乗客以外も入ることができる旅客ターミナルのエリアを中心に、シルエットなどの「隠れくまモン」を5カ所配置した。熊本国際空港の久本正則常務執行役員は「見つけるのはかなり難しかった。ぜひ探してみてほしい」とアピールしている。(田代智也)