レイダースが元セインツOLピートと契約へ

アンドルス・ピート【NFL】

ベテランのオフェンシブラインマン(OL)が助っ人としてニューオーリンズからラスベガスに向かう。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地6日(月)に報じたところによると、長らくニューオーリンズ・セインツの先発を務めていたオフェンシブタックル(OT)アンドルス・ピートがラスベガス・レイダースとの契約に合意したという。

2015年NFLドラフト1巡目でセインツに指名されたピートはプロボウルに3回選出され、セインツで9シーズンにわたり102試合に先発出場。主にガード(G)をプレーしてきたピートだが、昨シーズンに先発の座を失った後はレフトタックル(LT)で出場するようになり、インサイドよりもアウトサイドの方がうまく機能していた。

30歳のピートは『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』による総合評価で2023年に60.2点を獲得。また、ピートはレフトタックルのポジションで活躍しており、それが主な理由となってグレッグ・ローゼンタールのフリーエージェント(FA)トップ101で92位にランクインしている。

レイダースのレフトタックルではコルトン・ミラーがすでにその立場を確固たるものにしているため、元セインツの傑物であるピートはオフェンシブラインに選手層の厚さとベテランの存在感を提供することになりそうだ。レイダースのオフェンシブラインには、これまでに元シカゴ・ベアーズのセンター(C)コディー・ホワイトヘアーとドラフト2巡目指名のCジャクソン・パワーズ・ジョンソンが加入。パワーズ・ジョンソンの指導役が期待されるピートは同時に、インテリアラインマンのポジションにおいてGディラン・パラムやホワイトヘアーといった、ルーキーやベテランの競争相手になる可能性もある。

“ビッグイージー”ことニューオーリンズで10年近く過ごした元1巡目指名のピートは、ラスベガスで運試しをするべく、西へ向かう。

【KO】

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