「自ずと死滅する運命」北朝鮮、国連専門家パネル終了で声明

北朝鮮国連代表部のキム・ソン常任代表は5日、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁委員会専門家パネルが先月末をもって活動を終了したことと関連し、「敵対勢力が第2、第3の専門家グループをつくり上げるとしても、それは時間の流れと共に自ずと死滅する運命を免れない」とするプレス声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

専門家パネルはロシアの拒否権行使により、任期の延長が阻止された。これを受け、日米韓など49カ国と欧州連合(EU)は1日、北朝鮮に対し、決議の順守と大量破壊兵器の放棄を求める共同声明を出した。

キム・ソン常任代表は声明で「米国と追随勢力が、今回の事態から教訓を汲み取れず、時代錯誤の対朝鮮敵視政策を引き続き追求するなら、より悲惨な戦略的敗北を喫することになる」などと主張した。

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