「全米プロ」がLIV選手を新たに招待 世界ランクは644位

LIV年間王者のテーラー・ゴーチが「全米プロ」に出場する (Jon Ferrey/LIV Golf) ※撮影は2024年「アデレード」

LIVゴルフでプレーするテーラー・ゴーチが16日(木)に開幕するメジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」(ケンタッキー州バルハラGC)に特別招待で出場することが決まった。自身のSNS(X/@TalorGooch)で、「来週のバルハラが楽しみだ。招待ありがとう」と大会を主催する全米プロゴルフ協会(PGAオブ・アメリカ)に感謝した。

ゴーチは2021年にPGAツアーで1勝を挙げ、翌22年にLIVゴルフに移籍した。個人戦3勝をマークした昨年は年間王者に輝いたが、LIVの大会には世界ランキングポイントの分配がなく、2年前に自己最高の31位を記録したランクは現在644位に低迷している。

全米プロは大会直前の世界ランキング上位100位前後までの選手がフィールド入りするのが慣例だった。

協会は4月に同じくLIVでプレーするホアキン・ニーマン(チリ)を全米プロに特別招待。AP通信は、2月のアジアンツアー「マレーシアオープン」で優勝したダビド・プイグ(スペイン)のほか、昨年11月に欧州ツアーで2連勝したディーン・バーメスター、同12月に連勝したルイ・ウーストハイゼン(ともに南アフリカ)も特別招待される可能性があると指摘した。

日本勢は5日付けのランクで15位の松山英樹がすでに2021年「マスターズ」優勝等の資格で出場権を確保。76位の中島啓太も4月29日時点のインターナショナルフェデレーションランク上位3人(1位)に入り、メジャー今季初出場を決めた。ランキングでは以下、久常涼が87位、星野陸也が94位、金谷拓実が105位で続く。

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