ケラーの完投劇でパイレーツ勝利 エンゼルスは打線沈黙で借金11

【エンゼルス1-4パイレーツ】@PNCパーク

日本時間5月7日、この日から始まったエンゼルス対パイレーツの3連戦の初戦を、パイレーツが4対1でモノにした。パイレーツは3回に5番エドワード・オリバレスの満塁本塁打で先制。その4点のリードをミッチ・ケラーが9回1失点の見事な完投で守り抜き、4対1で逃げ切った。

今日はケラーがエースの意地を見せた。昨年はオールスターに選ばれ、開幕前には5年7700万ドルの延長契約を結ぶなど、エースとして高い期待を受けていたケラー。しかし、今季はピリっとしない登板が多く、試合前まで防御率は5点台に低迷していた。今日の登板では、シンカーを多投し、2つの併殺を含む14個のゴロアウトを演出。自身2度目の完投勝利を達成し、今季4勝目(3敗)を挙げた。

エンゼルスは先発のタイラー・アンダーソンが7回途中まで投げ抜く粘りのピッチング。しかし、オリバレスに打たれた満塁本塁打のビハインドは大きく、あえなくシーズン4敗目(2勝)を喫した。打線は6回に飛び出た9番ザック・ネトのソロ本塁打のみに留まり、相手先発・ケラーの前に沈黙した。

エンゼルスは今日の敗戦によってシーズン12勝23敗となり、借金は今季最多の11に膨らんだ。今季最後のシリーズ勝ち越しは、現地4月1日~3日の対マーリンズとのシリーズにまで遡らなければならない。マイク・トラウトをはじめ故障者にも悩まされ、以前からの懸念だった層の薄さが露呈している。

開幕5連勝で開幕ダッシュに成功したものの、パイレーツは一時借金5まで落ち込んでいた。しかし、直近のロッキーズとのシリーズを勝ち越し、徐々に復調を果たしている。エンゼルスとのシリーズ後には、地区上位のカブスとブリュワーズとの直接対決も控えており、エースであるケラーの復活は心強い。

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