「復興請負人」高橋博之さん 金沢市内でトークセッション 関係人口の重要性訴える

能登半島地震からの復旧復興に向けて「関係人口」や「二地域居住」の可能性や課題などを議論するイベントがきのう、金沢市内で開かれました。

このイベントは、東日本大震災の経験を能登の復旧復興へ生かそうと、県のアドバイザリーボード委員を務める高橋博之氏らが企画したものです。会場には県内外から学識経験者や行政の関係者などおよそ40人が集まり、それぞれの経験に基づいて能登の現状や課題について議論しました。

この中で、高橋氏は若い世代が地元を離れていく中、能登の在住者だけでの復旧・復興は難しいと指摘。

そのうえで、東京などの都市から復旧復興に関りを持つ人を増やすことが重要だとし、「関係人口」や「二地域居住」といった概念の重要性を訴えました。

高橋氏は今後もこうした交流会や勉強会などを開催し、具体的な取り組みや連携を図っていきたいとしています。

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