“セクシー”と“ナチュラル”平野紫耀、かゆみ止め薬もコスメも…出演広告の共通点 兼備する「2方向の魅力」

平野紫耀(Number_i) (C)ピンズバNEWS

5月7日、Number_iの平野紫耀(27)がイメージキャラクターを務めているかゆみ止め・虫さされ薬『ムヒシリーズ』(池田模範堂)の新CMが公開された。

公開されたCMは平野と甥っ子(演:森優理斗/10)が田舎道を歩く「液体ムヒS『僕らの夏は、液体ムヒS。』」篇と、平野が森を抜けて山頂からの絶景を目指す様子を描いた「ムヒアルファEXシリーズ『強さ極めろ。』」篇の2種類。前者は青空を見上げる平野、後者は朝焼けを見つめる平野。どちらのCMも、平野の凛々しさと爽やかさが強い印象を残す内容となっている。

「同CMの広告ヴィジュアルは5月12日までJR新宿駅と渋谷駅に掲出中。液体ムヒのX(旧ツイッター)商品アカウントは、6日に渋谷駅前の広告を紹介しています。2つの広告ヴィジュアルが並べて配置されている構図から、これまで平野さんが担当してきた他社の広告との共通点を見出す声もありますね」(女性誌編集者)

平野が広告イメージキャラクターを務める際、対になる2つのヴィジュアルが用いられることが多く、今回のムヒでも同様だった。

平野の対になるヴィジュアル――最近の例では、コスメブランド・ウォンジョンヨ(Wonjungyo)のヘアケアライン『Wonjungyo Hair』が記憶に新しい。

平野は4月25日に同ブランドの広告キャラクター就任を発表した際、リペアシャンプー『モイスト』と同じくリペアシャンプー『スムース』の2種類のヴィジュアルを同時に公開している。

『モイスト』は平野の《セクシーな表情やしぐさ》を表現したモノクロ写真、『スムース』は《スタイリッシュながら身近に感じる日常の表情で抜け感》を意識したカラー写真を用いていて、対になっているのだ。

さらに平野は、コンタクトレンズ『ボシュロム アクアロックス シリーズ』でも、「滴る(したたる)レンズ」がキャッチフレーズの『ボシュロム アクアロックス ワンデー UVシン」』と、「息するレンズ」がキャッチフレーズの『ボシュロム アクアロックス』――2パターンのヴィジュアルが3月1日、同時に発表されている。どちらも平野の美しい目を強調しつつ、髪型や背景の色で差別化して対比させたヴィジュアルとなっている。

Xでは、ムヒの新CMをきっかけにこれらの2種類の広告を思い出すファンが多く、

《平野紫耀と対になるのは平野紫耀だけ》
《企業の方々が平野紫耀さんを対比させたくなっちゃう気持ちめちゃくちゃわかる》
《びっくりするくらい2面性》

といった声が多く寄せられているのだ。

「コスメブランド・ウォンジョンヨの“セクシーな表情~”と“日常の表情~”という説明が良い例ですが、平野さんは非日常のスタイリッシュさも、日常で身近にいそうなナチュラルさも兼ね備えたタレントですよね。

これは仕事ぶりにも如実に表れていて、契約するハイブランドの紹介をする際やダンスパフォーマンスでは、非日常感、セレブ感、クールさなどが強調されている印象を受けます」(前同)

■非日常なクールさも日常的な親しみやすさも兼ね備えている

平野は、イヴ・サンローラン・ボーテのアジアアンバサダーに就任したり、ルイ・ヴィトンとパートナーシップ契約を結んだりと世界的なハイブランドと仕事をする機会も多い。ハイブランドを身に纏った平野はハリウッドスターのような雰囲気を醸し出していて、ファンはもちろん、ハイブランド愛好者の注目も集めている。

本業である音楽活動でも、Number_iとして日本時間4月15日にアメリカ・カリフォルニア州で開催された世界最大級の野外音楽フェスティバル『Coachella Valley Music and Arts Festival』(『コーチェラ』)に出演。クールなダンスパフォーマンスを披露し、会場を沸かせている。

「平野さんはそんなふうに、世界を目指すトップアーティストでありながら、一方で、常に超自然体でもありますよね。

所属事務所TOBEのYouTube番組『とべばん』や、King&Prince時代(23年5月脱退)の番組『King&Princeる。』(日本テレビ系)を筆頭に、バラエティ番組では自分を全く飾ることがなかったですよね。天然で楽しくて、抜けているけど頼もしさもあって――『ムヒ』の新CMで甥っ子と歩く姿のように、身近にいるお兄さんのような、親しみやすさがあります」(前出の女性誌編集者)

平野はインスタグラムでも、仕事が絡まないプライベートな投稿ではうな重を嬉しそうに頬張っていたり、真剣な表情で陶芸に取り組んでいたりと、日常を感じさせるショットが多い。また、自身で「バコプロ」と宣言して、インスタの質問箱機能を利用してファンと一問一答のファンサービスを行なっているが、こちらも真摯な回答から珍回答まで、非常にファンとの距離が近い。

「平野さんは、スタイリッシュでクールな姿と、親しみやすくて自然で身近な感じ――2方向の魅力を兼ね備えていて、どちらも影響力、そして商品訴求力が尋常ではないですよね。

“セクシー、セレブレティ、スタイリッシュ、クール”と“ナチュラル、元気、かわいい、天然”。相反する2方向の属性を、両方ともハイレベルで兼ね備えているタレントなんて、滅多にいません。だからこそ、広告の制作サイドも、平野さんを起用した際にはその2つを出したくなる、広告ヴィジュアルとして見せたくなるのではないでしょうか」(前同)

平野の持ち味である二面性を生かした広告が、今後さらに増えていくのかもしれない。

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