1億3500万年前の地層から巻き貝や植物の化石 子どもたちが発掘体験

By 三重テレビ放送

約30年前に、大型の草食恐竜「鳥羽竜」の化石が発見された三重県鳥羽市内で6日、親子で楽しむ化石の採集会が開かれました。

1996年7月、鳥羽市安楽島町の砥浜(とはま)海岸では、約1億3500万年前の地層から大型の草食恐竜「鳥羽竜」の骨の化石が発見されました。

恐竜が生きていた時代の貝や植物の化石を見つけようと、採集会は夏と秋の年に2回行われていましたが、暑さ対策のため今回は大型連休での開催となりました。

6日は、県内各地から約100人の家族連れが参加し、ハンマーを片手に浜に下りると、鳥羽恐竜研究振興会のメンバーから発掘ポイントを教わりながら、思い思いの場所で岩を割って化石を探しました。

子どもたちは、次々と貝や植物などの化石を発掘し、家族らに見せながらその形を観察していました。

発掘した化石は学術的な物を除いて持ち帰ることができ、参加者らは「楽しかった」「とてもレアだと思った」「恐竜の歯の化石も取ってみたい」と話していました。

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