マンチェスター・シティに所属するイングランド代表FWジャック・グリーリッシュがケガとの向き合い方、プレー中に意識していること、メンタルの整え方について語った。
今季はグリーリッシュにとってケガに苦しんだシーズンだった。FAカップ5回戦のルートン・タウンとの試合でケガから復帰して先発出場を果たすも、この試合でそけい部のケガを再発し、38分に負傷交代を余儀なくされていた。グリーリッシュはイギリスメディア『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じ、ケガとの向き合い方について語った。
「ケガをしたときは自分がプレーしている動画を見て、サッカーを通してどれだけいい体験をしてきたか思い出すんだ。するとサッカーに対する愛がよみがえるんだ。ずっとやってきたことだし、これに勝るものはない。だから、離脱している間は家に引きこもってる」
「ケガを経験してから、チームに戻っていいプレーをして、成功を収めたいというモチベーションが高まったのは確かだ。復帰できてこれ以上ないほどうれしいし、シーズンを力強く終えらるように頑張るよ」
そして、グリーリッシュはプレーしているときに意識していること、試合に向けて自身のメンタルをどう整えているのかを語っている。
「ドリブル、アシスト、ゴールのどれにせよ、僕のプレーは創造性とリスクを冒すことがすべてなんだ。僕は即興でプレーするタイプなんだ。試合の展開にまかせて、なにが起こっても即座に反応してプレーしている」
「試合前に自分のプレー動画を見ることが好きなんだけど、それはプレーを確認するためじゃなくて、いいプレーをした瞬間を思い出したり、自分に自信を持たせるためなんだ」
「対戦相手のプレーを見て、右利きか左利きなのか、どうプレーするのか、長所と短所を試合前に確認してはいる。それ以外は試合の状況をイメージしてるとは言えないね」
「パフォーマンスが悪ければ、メディアやSNSで取り上げられることもある。シティや代表で一緒にプレーしている選手たちも非難を浴びてきた。だから、僕はX(旧:Twitter)を見ていない。自分についての色んなことを見ると、それが心に忍び込んでくる」