by 竹野 弘祐
アップル（Apple）は、2024年度の第2四半期決算を発表した。売上高は907億5300万ドル（約14兆186億円）で、前年同期比で約4％減少した。純利益は236億3600万ドル（約3兆6511億円）で、前年同期の241億6000万ドル（約3兆7320億円）から約2％減少となり減収減益となった。iPhoneなどのデバイス関連が鈍化した一方、サービス関連で過去最高の売上を記録した。
サービス関連が過去最高の売上
カテゴリー別の売上高をみると、iPhoneが513億3400万ドル（前年同期、約7兆9288億円）→459億6300万ドル（当期、約7兆992億円）に、Macは71億6800万ドル（約1兆1071億円）→74億5100万ドル（約1兆1509億円）、iPadは66億7000万ドル（約1兆303億円）→55億5900万ドル（約8587億円）、ウェアラブルとスマートホーム関連は87億5700万ドル（約1兆3527億円）→79億1300万ドル（約1兆2224億円）とMacを除き、おおむね減少した。
一方で、アプリストアなどサービスカテゴリーでは、209億700万ドル（約3兆2296億円）→238億6700万ドル（約3兆6877億円）と増加している。同社CEOのティム・クック氏は「サービズ事業の売上で過去最高を達成した」としており、サービスカテゴリーの好調をアピールした。
上期決算も同様の傾向
また、2023年10月～2024年3月までの上期決算は、売上高が2103億2800万ドル（約32億5066億円）と前年同期の2119億9000万ドル（約32兆7635億円）から約1％減少、純利益は575億5200万ドル（約8兆8949億円）と前年同期の541億5800万ドル（約8兆3704億円）から約6％増加の減収増益となった。
カテゴリー別では、iPhoneが1171億900万ドル（前年同期、約18兆998億円）→1156億6500万ドル（当期、約17兆8766億円）、Macが149億300万ドル（約2兆3033億円）→152億3100万ドル（約2兆3532億円）、iPadが160億6600万ドル（約2兆4822億円）→125億8200万ドル（約1兆9440億円）、ウェアラブルとスマートホーム関連は222億3900万ドル（約3兆4360億円）→198億6600万ドル（約3兆694億円）、サービス関連は416億7300万ドル（約6兆4386億円）→469億8400万ドル（約7兆2591億円）となった。
