インテル、サッスオーロにシーズンダブル許す 鎌田大地は先制点を演出もチームはドロー|セリエA 第35節 結果まとめ

写真:鎌田は先発出場して65分までプレーした ©Getty Images

日本時間5月4日から7日にかけて、セリエA第35節の10試合が行われた。

インテルは今シーズンのリーグ戦で唯一、敗れているサッスオーロとのアウェーゲームに挑んだ。マルクス・テュラムやヤン・ゾマー、ハカン・チャルハノールら主力をベンチに置いた影響もあってか、主導権を握りながらもなかなか決定機を作れずにいると、20分に左サイドを崩され、最後はアルマン・ロリエンテに決められて先制を許す。その後は相手を圧倒する展開に持ち込んだもののゴールは奪えず、前半アディショナルタイムのラウタロ・マルティネスのゴールもオフサイドで取り消しに。後半もスコアを動かすことができず、サッスオーロに“シーズンダブル”を許した。

鎌田大地が先発出場したラツィオはアウェーでモンツァと対戦。11分、鎌田のミドルシュートが相手GKに防がれ、クロスバーに当たった跳ね返りをチーロ・インモービレが詰めて幸先よく先制したが、その後は攻め込まれる展開となり、後半に入って73分には同点ゴールを許してしまう。83分、マティアス・ベシーノが相手のバックパスを拾い、冷静に勝ち越しゴールを奪ったが、後半アディショナルタイムにミラン・ジュリッチにヘディングシュートを決められて再び同点に。そのままタイムアップを迎え、2-2のドローに終わった。鎌田は65分までプレーした。

ミランはホームでジェノアと対戦。5分にPKで先制を許したものの、45分にアレッサンドロ・フロレンツィのヘディングシュートで同点に追いつく。その後、1点ずつを奪い合って迎えた75分、オリヴィエ・ジルーが右からのクロスを左足のボレーで合わせて勝ち越しゴールに成功する。そのまま逃げ切りたかったが、87分に左サイドを突破されてクロスを入れられると、守備陣がクリアしきれずにOGで同点に追いつかれてしまい、3-3のままタイムアップを迎えた。

ローマ vs ユヴェントスの上位勢対決は15分、ロメル・ルカクがこぼれ球を蹴り込んでローマが先制したが、ユヴェントスも31分、右サイドからのクロスをブレーメルが頭で合わせて同点に追いつく。その後は両チームともに複数の決定機を作ったが、それぞれのGKが好セーブを見せたこともあってゴールは生まれず、試合は1-1の痛み分けに終わった。

トリノ vs ボローニャ、エンポリ vs フロジノーネはスコアレスドロー。カリアリ vs レッチェは1-1の引き分けに終わった。ヴェローナはフィオレンティーナに、アタランタはサレルニターナに、それぞれ2-1で勝利している。ウディネーゼ vs ナポリの一戦は、後半開始早々にヴィクター・オシムヘンのゴールでナポリが先制したが、試合終了間際にウディネーゼが1点を返して1-1のドロー決着に。ウディネーゼのファビオ・カンナヴァーロ監督体制での初勝利はまたもお預けとなった。
 

◉セリエA 第35節 結果

トリノ 0-0 ボローニャ(ハイライト動画
モンツァ 2-2 ラツィオ(ハイライト動画
サッスオーロ 1-0 インテル
カリアリ 1-1 レッチェ
エンポリ 0-0 フロジノーネ
ヴェローナ 2-1 フィオレンティーナ
ミラン 3-3 ジェノア(ハイライト動画
ローマ 1-1 ユヴェントス(ハイライト動画
サレルニターナ 1-2 アタランタ
ウディネーゼ 1-1 ナポリ

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