ネクスウェイ、本人確認を低コストに行える「オンライン本人確認サービスLite」を提供

by 三柳 英樹

株式会社ネクスウェイは7日、SMS認証と必要最低限の確認項目(氏名・住所・生年月日・本人確認書類の有効期限)による身元確認に対応した、本人確認アウトソーシングサービス「オンライン本人確認サービスLite」を提供開始すると発表した。

オンライン本人確認サービスLiteは、ネクスウェイが提供している犯罪収益移転防止法(以下、犯収法)準拠の「オンライン本人確認サービス」に比べて、確認項目を最低限にとどめ、SMS認証機能を付加したサービス。

オンライン本人確認サービスは、eKYCおよび本人確認書類の目視突合を、主に金融機関など犯収法要件に該当する特定事業者向けに提供している。一方、オンライン本人確認サービスLiteは、犯収法の準拠要件ではオーバースペックとなるさまざまな業界、業種の事業者向けに、安全性を担保しながら、迅速かつ低コストな本人確認フローの構築を実現するサービスとして提供する。

オンライン本人確認サービスLiteでは、SMS認証機能を提供し、携帯電話番号を用いた認証を行うことにより、同一人物による重複登録などを防止する。

また、必要十分な確認項目による身元確認として、申請情報と本人確認書類情報を突合することで、正確な身元確認を実施する。確認項目は、指定した本人確認書類の画像であるか、表裏両面があるか、「氏名・生年月日・住所・有効期限」では本人確認書類の記載内容が鮮明で読み取れるか、「氏名・生年月日・住所」ではテキスト情報と本人確認書類の記載内容が一致しているか、「有効期限」では本人確認書類の受付日が有効期限内であるか――の各項目。

さらにオプションサービスとして、反社チェックをオペレーターが代行して確認し、チェック結果を返却する「リスク情報検索オプション」、自社サーバー等の構築が不要で、撮影した本人確認書類を暗号化して安全に保管する「確認記録オプション」(契約期間中は別サーバーにて永久保管)を提供する。

利用料金は、月額1万2500円(税別、参考価格)から。

ネクスウェイは今後も、オンライン本人確認サービスLiteをはじめとした、ネクスウェイ本人確認サービスのラインアップ追加や機能拡張、外部サービスやアプリケーションとの連携を通して、本人確認業務における事業者のニーズに応え、事業者のその先のユーザーの利便性と安全性を図っていくとしている。

法人確認フロー図

© 株式会社インプレス