SCSK、プライベートクラウド「USiZE」で月額金額固定型の国産クラウドストレージを提供

by 石井 一志

SCSK株式会社は7日、プライベートクラウド「USiZE(ユーサイズ)」において、月額金額固定型のクラウドストレージサービス「USiZE クラウドストレージサービス」を提供すると発表した。

「USiZE クラウドストレージサービス」は、契約したストレージ容量に応じた月額固定料金で利用できるクラウドストレージサービス。データ転送やストレージ操作の利用料は不要で、基本料金とストレージ容量料金のみで利用できるため、ファイルサーバーなど、ひんぱんにストレージ操作やデータの出し入れが発生するシステムでの利用にも適しているという。

サービスの基盤としては、国内企業であるNeutrix Cloud Japan株式会社のクラウド接続ストレージを採用しており、純国産サービスとして提供されるため、米国議会が2018年に制定した「Clarifying Lawful Overseas Use of Data Act」(以下、CLOUD Act)のような、海外法からの影響を排除可能。また、為替の影響を受けない点もメリットとしている。

さらに、マルチクラウド接続サービス「SCNX(SCSK Cloud netXchange)」を併用することで、クラウドストレージをデータの保存場所として活用し、各種パブリッククラウドとアクセス遅延なくデータ転送できる点もメリットとのこと。

価格(税別)は、容量1TBあたり月額2750円で、別途、月額3万円の基本料金がかかる。SCSKでは、2029年までに1PBの提供を目指すとしている。

© 株式会社インプレス