初防衛に成功のユーリ阿久井政悟が統一戦に意欲 「グレムリン」コスチュームは30万円

一夜明け会見を行ったユーリ阿久井政悟

ボクシングのWBA世界フライ級タイトルマッチ(6日、東京ドーム)で同級3位・桑原拓(29=大橋)を判定で破って初防衛に成功した王者・ユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)の一夜明け会見が7日、都内で開かれ、王座統一戦や地元岡山県での凱旋試合などを将来的な目標に掲げ、前日に着用した映画「グレムリン」のコスチュームが約30万円であることを明かした。

2021年7月にKOで破った桑原を返り討ちにした阿久井はサングラスを着用していたものの晴れやかな笑顔で登場。「やってきたことを出せたという点ではよかったですけど、もうちょっとディフェンスを強化できるかなと思いました」と反省交じりに試合を振り返った。

次戦については、前日と同じく「具体的には分からないですが年内に」と想定し、「目の前の試合に勝って、統一戦だったり、ビッグマッチをやりたい。常に最強を目指していきます」と意欲。地元岡山での凱旋試合も、「岡山の人の反応もいいし、応援してくださる方もいっぱい来てくれると思うので、できたらやりたい」と希望した。

ガンダムやゴジラなどをコスチュームにデザインするなどキャラクターもの好きで知られており、前日は映画公開から40周年ということでグレムリンを採用。東京ドームの大舞台ということで、普段より多い約30万円の製作費がかかったという。「次もまた何かやります。自分の趣味でやっていたんですけど、楽しみにしているという声もあったので、こっちも気合入っています」と笑顔で意気込んだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社