今永が新人王模擬投票1位 「今オフ最高のFA契約」でも最多得票

日本時間5月7日、米公式サイト「MLB.com」は最新の新人王模擬投票の結果を公開した。4月上旬に行われた1度目の模擬投票ではワイアット・ラングフォード(レンジャーズ)とジャクソン・チョーリオ(ブリュワーズ)がトップだったが、今回はコルトン・カウザー(オリオールズ)と今永昇太(カブス)がトップに。メイソン・ミラー(アスレチックス)と山本由伸(ドジャース)が各リーグの2位につけている。また、今永は球団幹部アンケートの「今オフ最高のFA契約」でも大谷翔平(ドジャース)を抑えて最多得票となった。

今季ここまで6試合に先発して5勝0敗、防御率0.78という素晴らしい活躍を見せている今永への評価が急上昇している。前回の新人王模擬投票では投票者43人中7人から1位票を獲得し、チョーリオと山本に次ぐ3位となっていたが、今回は投票者38人中25人から1位票を獲得。ナ・リーグ新人王の最有力候補に躍り出た。トップ5は1位今永、2位山本、3位ジャレッド・ジョーンズ(パイレーツ)、4位マイケル・ブッシュ(カブス)、5位ジャクソン・メリル(パドレス)という顔ぶれになっている。

ア・リーグはカウザー(1位票17)とミラー(1位票14)の争い。エバン・カーターとラングフォードのレンジャーズ・コンビが3位と4位に入り、外野のレギュラーの一角を担っているウィルヤー・アブレイユ(レッドソックス)が5位となった。

また、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が実施した球団幹部アンケートでは「今オフ最高のFA契約」で複数の票を得たのが今永と大谷の2人だけだった。ただし、大谷の4票に対して今永は2倍以上の9票を獲得。あるア・リーグの球団幹部は「ストライク先行の投球と質の高い各球種が強みとなり、不安定なローテーションを安定させた。多くのチームが『彼を獲得していればどうなっただろう』と考えているはずだ」と高い評価を与えた。

もちろん「今のレベルのパフォーマンスを維持するのは不可能だ」との声もあるが、それでも「少なくとも3前後のWARを残せる投手だ。それを考えれば獲得にかけたコストは高くない」と投資に見合う戦力との評価を受けている。あるナ・リーグの球団幹部は「他の選手と比較しても決しておかしな契約ではなかった。彼の市場価値を考えれば期待以上の活躍を見せている」と語った。

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