夫も母も立ち会いが間に合わないくらいのスピード出産「えっ?!もう産まれた…」【たまひよ 出産体験談】

こんにちは。たまひよONLINE編集部です。
たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」のルームに寄せられたみんなの「出産レポート」から、チコちゃんの出産体験談をお届けします。

引用元:globalmoments/gettyimages

《出産レポ》
37週0日 2024.2.9
7時14分
2406g
男の子

36週最終日、23時半。夫と寝る準備をしてベットに横たわってたら胎動なのか破水した衝撃なのか、下腹部の方にドンドンッ!っと衝撃があり「えっ、なんかおなか痛いかも…」と2分くらい前駆陣痛あり治ったので「じゃあおやすみ〜」と電気を消そうとした瞬間生温かいものがジャーっと流れて焦ってトイレへ。
意識とは裏腹にジョロジョロ流れる薄く血の混ざった生温かいものに困惑しながら、夫にショーツ型のナプキン持って来てもらい母子手帳を持ってまたトイレへ。
産院に23時半過ぎに「薄く血の混ざった羊水のようなものが大量に出てます」とTELし、すぐ来て下さいとの事で5分足らずでベチャベチャになったショーツ型のナプキンを履き替え、夫に荷物を持ってもらい、車で15分程の産院に到着。

すぐ破水かどうかと子宮口の検査あり、破水して子宮口1センチという事でそのまま入院→分娩室に通されました。
立ち会いは実母か夫のどちらかのみで、産まれる1時間前しか入れないので朝4時から仕事の夫は一旦帰宅。
破水してから少しテンパってましたが産院について着替えも終わりNSTつけられ、少し落ち着いてテレビ見たり夫とLINEしたり陣痛を待ってました。

2時ごろには5分間隔で耐えられるほどの軽い陣痛はありましたが「一旦NST取りますね〜次は4時過ぎくらいに点滴と一緒に付けますね!」と助産師さん退室。

その後30分くらいで間隔は変わらずとも痛みの増した陣痛が来始めて、痛みがくると深呼吸(携帯いじる余裕は無くなって来た)→スマホで陣痛カウンター→5分間隔から3分間隔になったのでナースコール→子宮口2センチ→NST付ける。
陣痛の波が治った時はまだ余裕だったので、夫と逐一LINE。
1日待って来れたら夫が次の日休みだったので、待ってて来れないかな〜と呑気なLINEを交わし「また何かあればLINEするね!」と4時前にLINE終了。

既に陣痛中は痛くて携帯いじれず、4時過ぎに仕事行ってくるね!と夫から連絡あったがそれどころじゃなく、気絶するように寝入る→痛みで目が覚めて1分弱の陣痛に耐えるを繰り返して
ついに5時頃、陣痛カウンターすら押す余裕のない腰が砕けるような陣痛が来始めて子宮口4センチ。
まだ痛みが増すのかと思うと怖くて仕方なくてほぼ気失ったように寝る→痛みで声が出る を約1時間

6時前にはもう痛過ぎて助産師さんを呼んで腰さすってもらったりしながら腰が内側から思いっきり押されるような痛さで深呼吸が出来ないほどになって、あまりの痛さに「おなか切って下さい!!」とか「無痛に変えることできますか?」と。
そこで助産師さんが「だいぶ痛み強くなって来たのでお母さんに電話しましょうか」となりTEL。
産院から実家は少し遠いので「1時間後には行けます」と言ってたのが6時半。
既にもう陣痛がすごい感覚できてて、呼吸になってないような呼吸とあまりの痛さで「いたーい!!!」と叫び、最後に子宮口診てもらったのが4センチだったのでまだまだ掛かると思うと痛みに耐えれる気がしなく、無痛にするとプラスで12〜13万掛かりますと言われましたが、もう自腹で払うから「無理です!!間に合うなら無痛にして下さい!!」とお願い。
「次の陣痛来て落ち着いたら子宮口チェックするから、それ次第かな!」となりましたが、またすぐ陣痛来て「もう勝手にいきみそうになります」と叫びながら子宮口チェック→ほぼ全開。
どの道、無痛にも間に合わず、母の到着も待てなさそうなので、もう一度TEL(20分しか経ってない)
私の叫び声を聞いて「今すぐ向かいます」と慌てて電話切る母。
どの体勢でも、どこ握って力入れても、もう腰から下が痙攣するかのように震え出し、「もういきみたいです」と叫ぶと「お母さん間に合わないけどもういい?」と言われ、それどころじゃない私は「もう出したいー!!いたーい!!もうむり!!」と叫び、準備するから後ちょっとだけ耐えて!!と助産師さんバタバタ。
勝手にいきもうとするので「お尻押さえてー!!!いたい!!!」と準備の邪魔しながらその後2回波に耐え(耐えれてない)、叫びながら体勢変え用意されながらいきむことに。

訳のわからない痛さに「ぅゔゔあぁぁあああ!!!!いたぁああぁあい!!!!!」「ぁああああああぁぁあ!!!」とひたすら叫んでいきむ事しか出来ず、目も開けられず膣から確実に出てくるキャパオーバーの物体を感じながらずっと叫び、頭が出て顔のあたりで止まってる時に少し裂けたお股の痛さでまた叫びが倍増。
そこで先生に「ほら!見てみて!出て来てるよ!すっごい上手だよ!」と言われながら勝手に力の入る身体。
その後すぐ頭も全部出て、身体を出すのが多分肩が引っかかって痛かったけど、最後この世の終わりかのように「ゔぅゔゔぅぅぅあぁああああ!!!!」と叫んでニュルンっと出た我が子。
正直、その全部が出た時の快感は凄かったです。

少し臍の緒が巻き付いてましたが、解くとすぐ可愛い声で泣いた息子をみて発した一言目が「えっ可愛い…」だった自分に驚きながら、約15分くらいで分娩は終わりました。

会陰切開は無く、小陰唇が少しだけ裂けたみたいで生まれたての息子を胸に乗せながら「そこだけ縫っちゃいますね〜」と言われたのは怖かったですが、麻酔の注射だけ我慢すれば後はもうほぼ痛みは無かったです。
結局分娩自体もすぐ終わってしまったので飛んできた母も立ち会いが間に合わず、いきなり産まれてからのご対面笑

陣痛の痛みで夫にも連絡できてなかったので、誕生してから4分後くらいに電話で報告。
父にも連絡してた母でしたが、父も「えっ?!もう産まれた…え?話が飛び過ぎて頭が追いつかない、、とりあえず頑張ったね!おめでとう!」とあまりの安産で皆んなを驚かせてしまいました笑
本陣痛が来てから胎盤が出るまで5時間弱、いきみも上手で、とてもスムーズなお産でした☺️と褒められ嬉しかったです。

子宮口全開時の陣痛はもう何もかも全て辞めたいくらい痛かったし、分娩の時のあの痛さもテレビや動画で見るだけでは伝わらない経験する事のない痛みで、次は絶対無理!と思いました。
だけど可愛い息子の顔を見てると命懸けで産んだ甲斐があるし、まだ丸一日も経ってないのに痛みを少し忘れてる部分があって怖いです。

長くなりましたが、初産にしては本当にスムーズに出産することが出来て頑張ってくれた息子にも感謝してます。
私自身は安産でしたが、緊急で帝王切開になる方や、もっと時間が掛かり吸引される方、沢山のハプニングがあることもあると思います。
出産は本当に命懸けで、奇跡です。
どの形であれ、この経験ができた人生はすごく誇らしいですし大切にしたい思い出です。

いかがでしたか? たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」では、もっとたくさんの「出産レポート」を読むことができます!また、同じ出産予定月の人と情報交換ができる「同期ルーム」もありますので、ぜひ活用してみてくださいね。

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●この記事は個人の体験記です。
●記事の内容は2024年2月の情報で、現在と異なる場合があります。

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