市役所の「駐車場」を長時間利用すると「有料」!?混雑で待たされた場合も支払わないといけないの?

市役所の駐車場における有料化の傾向とは?

市役所の駐車場では「最初の一定時間は無料、それを超えると有料」というパターンを採用している自治体が多いようです。

例えば「最初の1時間は無料で、1時間を超えた後は30分ごとに150円」「2時間を超過したら1時間ごとに200円」というように、駐車場使用料が発生する自治体もあります。

自治体によっては、乳幼児健康診査や集団予防接種への参加、市が開催する会議への出席などで市役所を使用する場合、または障害のある方およびその介護者の方は、利用時間無料で駐車場を利用できるところもあります。

市役所の駐車場を有料化する目的とは?

市役所の駐車場を有料化する目的にはさまざまなものがありますが、「公共交通機関を利用される方との公平性」を目的としている自治体もあるようです。

市役所に訪れるための手段には、徒歩や自転車・電車・バスなどの公共機関のほかに、車を利用する方もいるでしょう。車で来庁して市役所の駐車場を利用する場合は、その空間を一時的に占有することになるため、駐車場を有料にすることで負担の公平性を求めていると考えられます。

そのほか、駐車場の長時間利用を抑制して利用者が使用しやすくすることを目的としている場合もあるようです。

窓口が混んでいて時間を超過した場合も支払う必要があるのか?

市役所を利用する場合、複数の手続きをまとめて済ませる方もいるでしょう。窓口が混雑していて長時間の待ち時間が発生し、それが原因で駐車場を無料で使用できる時間を過ぎてしまうこともあるかもしれません。

その場合であっても「駐車場の利用料金を支払う必要があるのか」という問題については、自治体によって対応が異なるようです。

「市役所の手続きのために来庁した場合は、駐車券の提示で無料券が発行される」という自治体もあれば、「手続きにより時間を超過した場合であっても駐車場の利用料金は発生する」という自治体もあります。もし気になる場合は、お住まいの地域の公式ホームページなどで要件を確認してみるといいでしょう。

混雑により無料時間を超過した場合の支払いの有無は自治体による

市役所の駐車場が有料化している自治体が増えてきており、「最初の一定時間が無料でそれ以降は経過時間に応じて料金が発生する」というパターンが多く見受けられます。

市役所の窓口が混雑していて手続きに時間がかかり、無料時間を超過してしまった場合の支払いについては、自治体によって対応が異なります。心配な方は、利用前に駐車場の料金について確認しておくとよいでしょう。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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