秋田県内でクマの出没が相次いでいることを受け秋田市の花の名所では2024年の開園を中止すると決めました。2025年以降の開園に向けクマを寄せ付けない対策を徹底しています。
約2千株のツツジが植えられている秋田市の「太平つつじ園」では樹齢が100年を超えるものもあるため1株が大きく、見頃の時期にはツツジに埋もれるような感覚を味わう事ができます。草刈りにせん定、雪囲いと花のシーズン以外も年中作業が続き、その努力が実を結ぶ時期がやってきました。
新型コロナのため4年間閉園していたツツジ園。5年ぶりの開園に向け準備を進めてきましたが、2024年も一般開放しないことを決めました。
ツツジを管理する加藤朝彦さん:「クマの出没の情報があちらこちらから聞こえ、残念だが大事を取って休園する」
太平つつじ園は周りを山に囲まれた自然豊かな場所にあります。それは、クマと遭遇してしまう危険と隣り合わせということでもあります。
ツツジを管理する加藤朝彦さん:「どこに出てもおかしくない。ここに直接は来ていないが、周辺でクマが出て怪我をした方がいて怖いところがある。自然なので共存していかないといけないが難しい」
山と園の境をはっきりさせるよう茂みを伐採し、お供えものの食べ物もすぐに下げるなど2025年こそ開園できるようクマを寄せ付けない対策徹底していくということです。