大型連休 北陸新幹線利用や県内行楽客は好調

今年の大型連休は天気に恵まれ、富山県内の行楽地は多くの人でにぎわいました。

JR西日本金沢支社によりますと、北陸新幹線の敦賀延伸後、初めての大型連休となった4月26日から5月6日までに、東京方面である上越妙高と糸魚川の間を利用した人は35万6000人で、去年の同じ時期と比べて1.14倍に増えました。

これは金沢開業の2015年以来、2番目となる利用者数で、コロナ禍前を上回りました。

金沢・福井間の利用者数も特急利用だった去年よりも増え27万人でした。

JRは敦賀延伸により北陸への注目が集まり利用者が増えたとしています。

一方で、北陸と関西・名古屋方面を結ぶ特急「サンダーバード」と「しらさぎ」は利用者数が減りました。敦賀駅での乗り換えの負担や全車指定席化による値上げ、また「しらさぎ」については、関東方面から名古屋などを経由して北陸へ来る人の減少などが要因とみられています。

また立山黒部アルペンルートには、4月27日から5月6日までの10日間に、去年の大型連休よりも2800人多い6万7800人が訪れました。

黒部峡谷鉄道のトロッコ電車は、能登半島地震による落石で鐘釣橋が損傷した影響で、一部区間の運行での大型連休となりました。

乗降客数は3万1442人で、去年より1000人ほど少なくなりましたが、好天に恵まれたこともあり大幅な減少にはなりませんでした。

宇奈月駅から欅平駅までの全線開通は10月1日ごろを予定しています。

富山空港を発着する空の便は前年比108%で好調でした。

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