ルクレールがバスール代表の采配を称賛「僕たちは上昇のスパイラルに入っている」。ニューウェイへの興味にも言及

 第6戦マイアミGPで3位表彰台を獲得したシャルル・ルクレール。2024年シーズンでは3回目の表彰台フィニッシュであり、そのほかの順位はすべて4位と、これまでのシーズンスタートとくらべても高い安定感を発揮している。ドライバーズランキングでは、レッドブルのふたりに次ぐ3位につけている。

 ルクレールは、フレデリック・バスール代表がスクーデリア・フェラーリに加入して以来行ってきた仕事に敬意を表し、チームがこの数カ月で成し遂げた大きな進歩は彼のおかげだと称賛した。

「フレッド(フレデリック・バスール)の持つビジョンと、適切な環境に人を配置して全員から最高の力を引き出す能力は本当に素晴らしいものだ。それが今までとの違いを生み出していると思う」

2024年F1第6戦F1マイアミGP シャルル・ルクレールとカルロス・サインツと話すフレデリック・バスール(フェラーリ)

「そのおかげで、僕たちが重点を置くべきポイントが明確になっているんだ。今後数カ月で改善して取り組むべき箇所も、チームはしっかりと理解しているよ」

「そうすると、限られたことに全力を注ぐことができ、すぐに成果が出やすくなる。つまり、各メンバーが最高の環境で可能な限りのパフォーマンスを発揮することに集中できるんだ」

 2024年シーズンは、バスールが開幕前からチーム全体の指揮を取って迎えた最初のシーズン。その前半を戦うなかでルクレールは、チームの成長は今後数年間のうちに成功を狙うのに十分であると語る。

2024年F1第6戦F1マイアミGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

「この8カ月から9カ月の間にすでに言っていると思うけれど、チームは非常によい時期にあると思う。上昇のスパイラルに入っていると感じるんだ」

「フレッドはつねにチームの長期的なビジョンを僕と共有してくれるし、僕も正しいと思うことを彼と共有してきた。それが本当にうまくいっているんだ」

 ルクレールが感じているこの自信は、マイアミGPの前に発表されたエイドリアン・ニューウェイのレッドブルからの離脱にも関係している。

「僕はこの状況にとても満足しているし、今のチームは、世界最高の人材を引き付けるのにいい立場にいると思っている」

2024年F1第6戦F1マイアミGP シャルル・ルクレールとカルロス・サインツ(フェラーリ)

「すでに言ったように、僕たちは素晴らしいチームになっており、この7、8カ月の間で信じられないほどの進歩を遂げてきた。でも、さらに強くなるために新たに誰かを迎えるということは非常に重要だし、エイドリアンは違いを生み出せる人材のひとりだ」

「加入することになったら、もちろんとてもうれしい。彼は、いつか一緒に仕事をしたいと思うパドックの人物のひとりだからね。今のフェラーリには素晴らしいチームがあるし、この頃もっとも進歩していると思う。このようなチームにエイドリアンが加われば素晴らしいことになるだろうね」

2024年F1第6戦F1マイアミGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

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