GW明け 広島駅はいつもの通勤・通学風景 GWと五月病 広島

新型コロナが5類に移行して初のゴールデンウィークは県内の観光スポットが大勢の人でにぎわいました。一方で人々の過ごし方に影響していたのが「歴史的な円安」です。

■リュック男性

「とても眠たいです」

■専門学校生

「行きたくないです。でも頑張ります」

けさの広島駅にはいつもの通勤・通学風景が戻ってきました。

■大学生

「勉強したりゆっくり過ごしました」

■老人のご夫婦

「コロナで随分(広島に)来ていなくて久しぶりに家族で楽しく過ごしました」

最大10連休となったことしのゴールデンウィーク。「ひろしまフラワーフェスティバル」は5年ぶりに通常規模で開催されました。

にぎわう平和公園には原爆資料館に向かう人の姿も…。

■金丸真帆リポート

「原爆資料館はウェブチケットを導入することで例年よりも混雑は控えめになっています」

2月からインターネットでチケットが購入できるようになった資料館…。

おととしは最大で1時間半待ちでしたがことしは格段に混雑が解消されました。

■東京からの観光客

「リアルタイムの並んでいる情報の動画を見て予約した方がいいなと思って予約しましたすごく便利だと思います」

子どもの日の恒例行事「泣き相撲」も5年ぶりの通常開催です。泣き声が邪気を払うとされています。

■参加者

「いっぱい食べていっぱい寝て、いっぱい遊んで大きくなれ~!」

一方で、大人たちが泣いたのは「歴史的な円安」です。観光地では国内からの旅行客が目立ちました。

■東京からの家族

「ちょっとカリフォルニア行こうとしたんですけどめちゃめちゃいまお金が円安でこれは200万くらいかかるぞと思って今回は国内にしよう」

新幹線の広島~岡山間は、去年に比べ3%ほど少ないおよそ119万人が利用しました。JRは連休中日の平日が旅行者の足取りを重くさせたとみています。

広島空港には、財布と相談しながら海外を楽しんだ人たちが帰国していました。

■男性(オーストラリア旅行から帰国)

「向こうに行ったら食費が倍というか3倍というか。お金がだいぶかかったなという感想がありました。自炊できるものを持って行って、オージービーフを買って焼いたりとかして楽しんだところがあります」

それぞれのやり方で過ごした大型連休。ここで、注意が必要なのが「五月病」です。

■荒木脳神経外科病院 荒木勇人院長

「4月に環境が新しくなってGWの休み明けでちょっと気持ちが抜けた時点で、メンタル不調を起こしやすい」

やる気が起きない、イライラしやすいなどの症状は「脳疲労」という状態で、うつ病につながる危険もあるといいます。

■荒木脳神経外科病院 荒木勇人院長

「脳が疲れているかなと思ったら まずはしっかり眠る気晴らしをする無理をしないことが大切になってきます」

専門家によると予防策の一つとして「次の楽しみを考える」ことも効果的ということでした。

というわけでことしの連休の日取りを見てみると・・・次は7月、海の日の3連休です。ことしは連休の当たり年とも言われていて9月、10月も3連休が続きます。

今後の楽しみを考えながら徐々に仕事や学校のリズムに戻していきたいところです。

【2024年5月7日 放送】

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