秋田が誇る”大曲の花火”が世界に挑む 大仙市の花火会社が7月にカナダで開かれる花火の競技大会に出場へ

秋田朝日放送

秋田が誇る「大曲の花火」が世界に挑みます。大仙市の花火会社が7月にカナダで開かれる花火の競技大会に出場することになり、花火玉が大仙市を出発しました。

2日大仙市の花火会社ではスタッフが最後の積み込み作業をしていました。花火玉は大仙市内の花火会社4社が作り上げたものです。4社は7月に開かれるカナダ・モントリオール国際花火競技大会に初めて出場することになりました。世界で最も権威があるという大会です。4社の花火を組み合わせ、音楽に乗せておよそ4600発の花火を打ち上げる作品を披露します。

響屋大曲煙火 斎藤健太郎 社長:「世界各国で打ち上げはしたことあるが、競技会は初めて。日本の花火が世界で評価されるか楽しみ」

大仙市の花火業者は毎年夏に開かれる全国花火競技大会=「大曲の花火」でフィナーレを飾る大会提供花火を手掛けています。大仙市が誇る花火が世界に挑みます。打ち上げは7月4日。大仙市の花火玉は東京から船でカナダに運ばれ陸路を経て6月末にはモントリオールに到着する予定です。

カナダで披露する作品には4社それぞれの得意な花火を効果的に盛り込みました。斎藤社長の会社は色がネオンのように変化するグラデーションが美しい花火が得意だそう。音楽が盛り上がるシーンで打ちあがる構成になっているそうです。

響屋大曲煙火 斎藤健太郎 社長:「大曲の花火を見に来てもらうことにつなげたいし、今後大曲の花火が海外にどんどん出て行って呼ばれるような形になればと思う。優勝を目指して頑張りたい」

トラックは7日に大仙市を出発しました。6月末には斎藤さんたちも現地入りし大会に備えるということです。

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