広島市は7日、ことしの平和記念式典で入場規制を平和公園全体へ拡大すると発表しました。
広島市によりますと、ことしの平和記念式典では原爆慰霊碑周辺に加えて、原爆ドーム周辺を含む平和公園全体の入場が規制されます。
規制は8月6日の午前5時から午前9時までの間で、参列者は、会場に設けられるそれぞれの入口で、手荷物検査を受ける必要があります。
さらにメイン会場の入口では金属探知検査が実施されるということです。式典開始前の慰霊碑参拝については、午前7時までの間、専用の出入口と通路が設けられます。
また、公園全体で拡声器やマイク、プラカードやのぼりなどの持ち込みを禁止し、大きな声を出すなどの禁止行為があった場合、公園外へ退去するよう命じる可能性があるということです。
原爆ドーム周辺では、去年の「原爆の日」に一部の団体が広島市職員に集団で暴行を加えたとして逮捕・起訴されています。
この問題を受けて、広島市は県警と再発防止策を検討し、警備体制の見直しを図っていました。
