立憲・両院議員総会 大串選対委員長が〝全勝〟衆院3補選を総括「みんなで力を合わせられた」

あいさつした(右から)山田勝彦氏、酒井菜摘氏、亀井亜紀子氏

立憲民主党は7日、国会内で両院議員総会を開き、衆院3補選で当選した新人議員たちを紹介した。

自民党の細田博之前衆院議員の死去に伴う衆院島根1区の補選で熾烈な争いに勝利した亀井亜紀子氏はこの日、国会に初登院した。

「今までと違いを感じたことは、私は選挙でみなさまに『お願いします』という立場ですけど(今回の補選は)こちらから手を出して『お願いします』という前に、有権者のほうが『お願いします。変えてください!』という期待が選挙戦の後半であった」と亀井氏は次期衆院選の準備に入った同僚議員たちの前で報告した。

日本維新の会の新人候補者との〝野党対決〟となった衆院長崎3区で当選した前議員の山田勝彦氏は「長崎の戦いは自民党の結党以来、初めて国政に自民党(候補者)が出ない異例の野党対決でありました。どうしても東京や島根のほうが激戦が予想されるなかで『選挙を戦わんば』と思っていましたけど、選挙戦前も選挙期間中も連日、仲間の立憲議員が各島まで駆けつけてくれた。党の職員や事務所の秘書、九州の自治体議員も歩いてくれました」と振り返った。

候補者9人が立候補した衆院東京15区で初当選した酒井菜摘氏は同補選について亀井氏と同様、「私の選挙区でも『変えてほしい』というみなさんの切なる願いが託されたと感じています」と語った。

立憲選挙対策委員長の大串博志氏は同3補選をこう総括した。

「島根においては数1000件におよぶ企業団体リストをまわりきりました。東京はみんなで〝ポスターローラー〟という形でまわることができました。民主党、民進党時代はベタでやっていたんですけど、ここ数年はやれていなかった。みんなで力を合わせてできるようになったことは意義が大きかったと思います。選挙は一歩、一歩、歩くところから始まると思います」

選挙は5月26日に投開票の静岡県知事選、6月16日には沖縄県議選が行われる予定だ。

大串氏は「ひとつも落とせません。今回と同じくみなさま1人ひとり(選挙区を)歩いてくださいというお願いになると思います。選挙に勝って勢いをつけていく、これに尽きると思います」と話し、挙党一致での協力を求めた。

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