「素晴らしい道のり」ウェストハムがモイーズ監督の退任を公式発表 後任にはロペテギ氏が濃厚か

写真:ウェストハムはモイーズ監督の退任を発表した

現地時間6日、ウェストハムの公式サイトは、デイヴィッド・モイーズ監督の今シーズン限りでの退任を発表。プレミアリーグ第36節のチェルシー戦で0-5と大敗した後のことだった。

今シーズン、UEFAヨーロッパリーグに出場したウェストハムは、準々決勝でレヴァークーゼン相手に敗退。プレミアリーグでは勝ち点を「49」積み上げ、9位につけている。

モイーズ監督は退任発表の声明で以下のように語った。

「ウェストハムで素晴らしい4年半を過ごした。クラブは私が就任した時よりも、強いポジションに立っている。私がウェストハムに復帰した時は、降格圏より1つ上の順位だったが、欧州大会に3シーズン連続で出場するという素晴らしい道のりを歩んできた」

昨シーズン、モイーズ監督はウェストハムをUEFAカンファレンスリーグ優勝に導き、43年ぶりの主要タイトル獲得に貢献。近年のウェストハム躍進の功労者となったモイーズ監督は続けて、「ウェストハムのみんなと一緒に仕事ができて本当に楽しかった。素晴らしいクラブを率いる機会を与えてくれた役員会に感謝したい」と謝意を示している。

クラブは「デイヴィッド(モイーズ)の後任の採用プロセスは始まっている」と後任探しが始まったことを認めたものの「新監督が決まるまで、これ以上のコメントは差し控える」と伝えている。

イギリス『BBC』のギジェム・バラゲ記者は、モイーズ監督の後任としてジュレン・ロペテギ氏の就任を早くも報じている。今シーズンの開幕前にウルブスの監督を電撃退任したスペイン人監督は、ミランやバイエルンの監督就任を噂されたが、プレミアリーグへの復帰を熱望しているという。そしてイギリスの各メディアも、モイーズ監督の退任発表前からロペテギ氏の就任を報じており、公式発表も近そうだ。

モイーズ監督との旅路が残り2試合となったウェストハム。次節はルートン・タウン、最終節はマンチェスター・シティとの試合を控えている。

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