【広島】島内颯太郎が一死満塁で好救援 新井監督「すごいピッチング」と称賛

ヒーローインタビューを受けた広島・島内颯太郎。右はスラィリー

さすがの火消しぶりだった。2―0で阪神戦(7日、甲子園)に快勝した広島でセットアッパー・島内颯太郎投手(27)の好救援が光った。

2点リードで迎えた8回。ここまで無失点の好投の先発・床田の後を受け、今季16試合目の出番は一打同点となる一死満塁の場面だった。

「先発の床田さんがいいピッチングをしていた。何とかこの試合は勝たないといけないなと思っていた。まずは『0』と思って投げました」と、5番・佐藤輝をフルカウントから154キロの外角直球で見逃し三振にしとめると、続く森下も154キロで二ゴロに詰まらせ、大ピンチを無失点で切り抜けた。試合後は敵地のヒーローインタビューにも招かれ「ホッとしましたね」とにっこり。

新井貴浩監督(47)は「もう、すごい場面でね。すごいピッチングをしてくれた」と鯉の仕事人の価値ある働きに感謝しきりだった。

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