広島は7日の阪神戦(甲子園)に2―0と快勝。バックの好守備が随所に光った。
象徴的だったのが1点リードの4回二死一塁から、阪神の5番・佐藤輝の三塁ファウルゾーンの飛球を好捕した遊撃・矢野雅哉(25)だ。
遊撃の守備位置から、目視でも30メートル以上ある距離をトップスピードで背走、ほぼ左翼の定位置の真横のファウルゾーン付近で捕球した。「(左翼の)宇草さんが、どういう反応してくるかなと疑いながら追っていた。打ち取った打球なので。捕れてよかったなと思います」と、最後は三塁フェンスに激突しながらも捕球したボールは放さなかった。
初回には一死から中野のゴロを取り損ねる失策があったものの、しっかりと取り返して余りある美技を披露した。