豪の「中国軍機が妨害」に反論 中国国防部

豪の「中国軍機が妨害」に反論 中国国防部

中国国防部の張暁剛報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京5月7日】中国国防部の張暁剛(ちょう・ぎょうごう)報道官は7日、オーストラリア国防省が黄海国際水域で4日に同国の艦載ヘリが中国軍機の妨害を受けたと発表し、マールズ国防相も極めて重大で「不安全」な事態だと発言したとの質問に対し、オーストラリア側の発言は事実を歪曲し、責任を転嫁しており断固反対すると表明し、次のように述べた。

 中国海軍艦隊が3、4両日に中国黄海の関係海域で訓練を実施した際、オーストラリアのミサイル駆逐艦「ホバート」が艦載ヘリを3回派遣し、中国側の正常な訓練活動を接近して偵察し、妨害した。中国軍は警告し、退去させた。対応は正当で合理的、専門的かつ安全で、国際法と国際慣行に完全に合致していた。われわれはオーストラリアに対し、中国の主権と安全保障上の懸念を確実に尊重し、虚偽の言説を広めるのをやめ、海空兵力の行動を厳格に制約し、一切の危険な挑発行為をやめ、中豪両国・両軍関係の大局を損なうのを避けるよう求める。

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