【バレーボール】NLチケットほぼ完売! 石川祐希らの〝アイドル級人気〟は女子にも波及中

代表の会見で意気込みを語った石川祐希(右)

パリ五輪で52年ぶりのメダルを目指すバレーボール男子日本代表の人気が〝相乗効果〟を生み出している。

すでにパリ五輪切符を手にした男子代表にとって、21日(日本時間22日)に開幕するネーションズリーグ(NL)は、真夏の祭典に向けた前哨戦という位置づけ。それでも、日本で実施される予選ラウンド第2週(福岡・北九州市、6月4~9日)の男子代表戦のチケットはほぼ完売するなど、注目度は高い。

多くの関係者が「アイドル並みの人気がある。女性ファンが本当に多い」と証言する盛り上がりぶりは、男子バレーボールの枠組みを超えている。男子代表戦で競技に興味を持ったファンが、女子代表戦のチケットを購入するケースが増加。あるNL関係者は「女子の試合も週末の試合はチケットがほぼ完売の状態。男子の人気が女子にも波及している」と指摘した。

さらに日本でのNL開催に合わせて開設した大会公式SNS(X&インスタグラム)もフォロワー数が伸びている。同関係者は「まだアカウントを開設して10日前後しか経過していないけど、順調に人数が増えてきている。このペースで進めば日本ラウンド前には1万人も超える可能性があるので、たくさんの方に大会の情報を届けられるのでは」と期待を寄せた。

7日には都内でシーズン開幕に向けた男子日本代表の記者会見が行われ、主将の石川祐希(28=ミラノ)は「パリ五輪が一番の目標。メダルを取るために全てを懸ける」ときっぱり。歴史を塗り替えて、さらなるフィーバーを巻き起こすことはできるか。

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