【買って試してみた!お買い得グッズ探訪】キーボード掃除に便利な専用工具と強力な電動エアダスターで完璧メンテナンスを目指そう【第2回】分解清掃でスッキリ!どうせやるなら徹底的に!! text by 野村シンヤ

by 野村シンヤ

キーボードを徹底的に掃除するには、キートップを取り外して、たまったホコリをエアダスターで除去!

PC周りの掃除といえば、ケースに付いたホコリを落としたり、配線周辺をキレイにしたりと色々ありますが、汚れがひどくなりがちなのがキーボード。こまめに掃除をしていてもキートップとキートップの間には髪の毛やらホコリが積もっているものです。今回はキーボード掃除に便利な2つのアイテムを紹介します。

面倒なキートップ外しは専用工具で

キーボードのキートップを外してしまえば、中に入り込んだホコリなども徹底的に除去できます。ですが、このキートップを取り外すのはなかなか面倒な作業。コツをつかめば指で外せますが、破損しないように指先に力を入れるのは結構難易度が高め。そこで登場するのがダイヤテックの「FILCO KeyPuller」という引き抜き専用の工具です!

キーボードのメンテナンスに便利な「FILCO KeyPuller」

製品自体はグリップに針金を取り付けた感じのシンプルなものですが、同社の製造現場で生まれたというノウハウが詰まった一品だというのがすぐに分かります。キートップを細い針金で挟んで引き抜くという簡単な仕組みですが、この針金が絶妙な弾力を持っているのでキートップをしっかりと挟み込んでくれます。形状もキートップにかかりやすい大きさに仕上げてあるので、吸い付くような使用感になるほどと感心すること請け合いです。

しかも、500円前後とリーズナブルな価格もポイント。注意点としては、メンブレンかメカニカル仕様のキーボード専用であること、「Shiftキー」や「スペースキー」、「Enterキー」といった大型キーには使えないことです。

キートップを挟み込むように針金の先端を入れ、少し回転させて引っ掛ける。そのままスポーンと引き抜けばOK!

格安電動エアダスターはここまで来た!

キートップを外すと、だいたい中はホコリまみれで思っていた以上に汚れていることに気づきます。ホコリはエアダスターで吹き飛ばしてしまいましょう。エアダスターといえば、缶入りのガス式が主流ですが、最近は電動エアダスターも増えています。

電動エアダスター「eDUSTER HUNDY6000U」。ツクモネットショップにて4,980円で購入

今回紹介するタイムリーの「eDUSTER HUNDY6000U」は2023年10月に登場した新しめの製品。スペックは満充電で40~45分間使用でき、風圧は最大6,000Kpa、弱・中・強の3段階で風量を設定できます。電動の利点は風量が安定していること。缶入りは押せば瞬時に高圧エアーを出せますが、長押ししていると缶全体が冷えて風量が弱くなります。

一昔前の電動エアダスターは「こんな風量じゃ何もできないよ~」みたいなガッカリレベルのモノもありましたが、最近の製品はかなり強力です。HUNDY6000Uを使ってみたところ、かなり実用的なレベル。ドローンに使われている高出力モーターを搭載し、最大51,000rpmでうなりを上げます。

が、音量も結構スゴイので夜中は使わないようにしましょう。ケースファンで「5,000rpmは結構な音量だねー」と言っているのとは比べ物になりません。弊誌の過去記事にて動画が掲載されているので、そちらも参考にどうぞ。

先端のアタッチメントは5種類。エアーポンプとしても使える
作業箇所を明るく照らすLEDを搭載している
充電用のUSB Type-Cポート。その上にうっすらと光るのが動作LEDだけど分かりづらい
かなり強力なモーターなので、ノイズも最大90dBと説明書に記載が。90dBはかなりの音……

PCファンの中には“こだわりのキーボード愛”をお持ちの方も少なくないはず。キーボードにこだわるなら、この機会に徹底清掃にもトライしてみてはいかが?

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