大運河の過去と現在 天津で絵巻「武清行運図」公開

大運河の過去と現在 天津で絵巻「武清行運図」公開

 【新華社天津5月8日】中国天津市武清区の文化公園でこのほど、北京と浙江省杭州を結ぶ京杭大運河の武清区間の過去と現在を描いた絵巻「武清行運図」が公開された。

 同区文学芸術界連合会が制作し、過去を描いた「懐古巻」と現代を描いた「当代巻」からなる。長さはいずれも62.3メートルで、大運河武清区間の全長62.3キロにちなむ。懐古巻は武清古六景や城関古城、河西務古城など20余りの景色からなり、人物1540人、林木1364本、家屋713カ所、船舶193隻が描かれ、当代巻は現在の武清区の経済・社会事業の発展を示す京津産業新城、新商圏、津門首駅、文化公園、武清開発区など30近くの施設・エリアを収めている。

 文学芸術界連合会によると、武清行運図は地元の記念品のモチーフに採用されるほか、ボランティアグループを通じて学校でも展示される。大運河沿線の地域には、絵巻の各地域を描いた部分の写しを提供し、文化・観光宣伝に活用してもらう。

© 新華社